2018/12/22 16:47

平成30年度、第66回、みやこ市民文化祭、写真部門の受付日があと数日に近づいた。

作品を熟考し、今シーズン撮影した鮭の産卵行動から選んだ。タイトルはオス鮭が舞台で踊っているように見えたことから、『ウグイ総立ち拍手喝采する! 』にする。

受付は117日、1030分に市民文化会館に届ける。9日、13時からの県写真連盟、小川氏による審査には参加できなかった、いつものことながら受賞有無の連絡は無い。展示する会期は10日、11日の2日間だけ。

初日の10時、近所の北村さんと市民文化会館展示室へ。入口から自作品を探す、正面額の横に張られた文字は4文字 (優秀賞、奨励賞は3文字)、もしかして文化祭賞? ヤッター!

281830分、市民文化会館で受賞式が行われる。

主催者代表挨拶は宮古市芸術文化協会会長の小野寺氏。 表彰式、祝辞のあと、展示8部門の文化祭賞受賞者にインタビューがあった。

写真部門は5人目、以下の内容を話す。

~皆さんがご承知のとおり、鮭が溯上する川は、川留め漁が行われています。 そのため下流域での出会いは大変少ないです。 特に本流からそれた場所で撮影しているので、出会うほとんどのメス鮭は卵を出しきり抱えていません。しかし、メス鮭はお腹に卵がなくても繁殖行動をします。オスメスとも2週間ほどで命を終えるようです。

作品は、まさにその床作りでのため体を横にしています。 私はこの状態をヒラ打ちと呼んでいます。ヒラ打ちはオス、メスどちらも行います。

オス同士がメスを廻って争い、負けるとメス化して産卵に紛れ込むことは知られています。そのあとは独り者のオスとカップルになるのもいます。

勝ったオスもメスの体力、寿命次第では、メス化してヒラ打ちをします。作品がその例で、「オス鮭のヒラ打ちです」。鮭のメス化は昨今の人間社会を反映しているようで面白いです。

一緒の小魚はウグイの稚魚です。鮭はウグイの稚魚を気にしますが、本気に追い払うことはしません。ウグイも食べられないことを知っていて平気なようです。もしかして鮭の卵が狙いかもしれません。作品を理解していただくには、生態を知ることが一番です。~

そのあと記念撮影、最後に市民歌を斎唱して20時に閉会となった。